あなたのために詩を書きます
こんばんわ天使長です。
ここ1・2週間は仕事でぐったりしていたせいでなかなか砂漠をやる気力が出ず(´Д`)
さて、さかのぼることピー年前、私はリネージュをやっていました。
もしかしたら他のゲームでも同様のアイテムがあるかもしれませんが、リネで特徴的だったアイテムに「便箋」というのがありまして。
タイトルと内容が自由に記入できて、しかもタグを付けると色付け可、特定の誰かに送ることも出来るし、床置きも出来るという、すんごい便利なアイテムだったんですね。(床置きされた記入済みの便箋は、カーソルを合わせるとタイトルが表示される仕組みだったと思います)
手紙としての用途以外にも、露店の説明書きに使ったり、怪文書にしてばらまいたりだとか、非常に応用の利くアイテムでした。
・・・というのを思い出していたら、ふと、あの便箋を使って路上詩人金策が出来たんじゃないかと思ったんですよね。
「あなたのために詩を書きます」って書いた便箋を看板にして、お客さんが来たらやはり便箋に詩を書いてプレゼント、お代はお気持ちで、という商売です。
あら、詩人さん。私に詩を書いてくださらない?
↓
いいですとも(スッ)
↓
なんて素敵なの!!100Mあげちゃう!!!
みたいな。うーん、天才すぎますね。
当時これを思いついていたらとんでもない億万長者になっていたんじゃないでしょうか。私には戦時中の桃かスイカ並に高級品だったエルヴンワッフルも倉庫が満杯になるまで買い占められたはず。
というわけで砂漠でも似たようなことが出来ないかと思ってやってみました。
路上詩人を。
(詩は看板に書いて提供します)
そもそも黒い砂漠にはトレード機能がありませんから直接の金策には繋がらないでしょうけれど、詩に感動した人が「君のために8世代馬を流そう!」とか「マスカン登録しちゃう!」とか申し出てくれる可能性がないことはないと思います。微粒子レベルくらいではあり得るんじゃないでしょうか。
さて、気になるお客さんの入りは―――
「・・・・・・」
「景気どうだい兄さん。ここじゃあんまり売れないだろ?」
まさかのボウズです。
あっれええええ、おかしいな・・・
「・・・・・・」
\チュンチュン/
朝になってしまいました。
「(もう帰ろうかな・・・)」
「――詩を書いてくれないか?」
「(・・・!)」
「よっ」
「デマイオ、元気にしてたか?」
「・・・お会いしたことは無いと思いますよ。カルフェオンには初めて来ましたから。人違いでしょう」
「そうか・・・それはすまない。尻合い知り合いによく似ていたもんでな・・・」
「詩、書いてくれないか」
「・・・無理なさらなくてもいいんですよ」
「いや、必要なんだ」
「デマイオ・・・俺は今でも・・・」
「申し訳ないですけど冷やかしなら他を当たってください」
「私はデマイオではないし、あなたのことなんてこれっぽっちも知らない・・・。今日は・・・もう店じまいにします」
「冷やかしなんかじゃない!」
「――本気だったよ」
「今も、そうだ」
「ベニー・・・」
ぼくたちは ひかれあう
水滴のように 惑星のように
ぼくたちは 反発しあう
磁石のように 肌の色のように
検証結果:路上詩人金策をやると過去の愛が復活するかもしれません。
ではまた!