デマイオの冒険(7)前編

なんと、己はまだこの牢獄の中に屈まっているのか。呪わしい陰気な、この壁穴の中に。やさしい陽の光さえ絵ガラスの窓に遮られて、濁るではないか。たださえ狭いこの部屋を書物がさらに狭くし、その書物も紙魚に喰われ、ほこりに覆われて、高い丸天井近くまで積み上げられたその山に、すすけた紙の付箋がはさんである。あ…